解説

東京ディズニーリゾートのディズニーシーの中には、隣のディズニーランドと同様、遊戯鉄道が走ります。遊園地の鉄道というよりも本格的な鉄道で、全長 0.48km、全線複線(駅構内は1線1面構造)でナローの軌間762mm、地下鉄同様の第三軌条による集電システムとなっています。

この鉄道、全員着席の乗車制限があり、1両44名、2両編成で1回88名までの定員となっています。最小運転間隔は5分くらいで回してるのでしょうか(運行3分乗降2分)、お客さんの数を見て運転間隔を調整します。車両は赤を基調としており、デザインはレトロ風にアレンジされています。車両は2両セットで4編成持っており、車庫はアメリカンウォーターフロント駅の少し先にあります。

全線高架橋の上を走り、雰囲気としてはシカゴやニューヨークの高架鉄道の感じ。車両や駅は20世紀初頭をイメージしたデザインで作られ、車窓もよく、園内の移動がてらに乗車するのも一考です。

運転は運転手が行っているというより自動運転で行われている?ようで、運転手役は前方確認のみ行っているという感じです。時速15km/hの速度で非常にゆっくりとした乗り物です。

起点駅と思われるアメリカンウォーターフロント駅はレンガ造りの高架駅。ゲートから近いニューヨークエリアのこのあたりは20世紀始めのニューヨークのブロードウェイをイメージした町並みとなっており、ミュージカルホールやアトラクションの「タワー・オブ・ザ・テーラー」が近くにあります。

アメリカンウォーターフロント駅を出ると大きなカーブを右左と曲がりメディテレーニアンハーバーに続く水路の鉄橋を越えます。左にS.S.コロンビア号と港の風景、右にメディテレーニアンハーバーを目にしながらゆっくりと進んでいきます。

ケープコッドあたりの少し森になったところを過ぎ、左に海が開けて見えれば終点のポートディスカバリー駅。駅はジェットコースターに乗るようなエントランスで鉄道の駅という感じが薄くなっています。レストラン「ホライズンベイレストラン」も併設されており、レストラン横には救護室もあります。

TDS園内は各都市都市の特徴をうまく醸し出した作りになっており、ちょっとした外国気分が味わえます。ランドほどのアトラクションはありませんが、スリリングな乗り物、花火ショーなど朝から夜まで楽しめます。

また園内のレストランにはアルコールも用意されており、キャラクター色もきつくないことから、どちらかと言えば大人が楽しむところといってもいいでしょう。

なお、このエレクトリックウェイのスポンサーはTDL同様、タカラトミーが担っています。


 ※所在地(GoogleMap)

PHOTO GALLERY

■アメリカンウォーターフロント

・乗り場は高架橋上。にぎやかなエリアです。

   -2007.5.20

・周りの町並みもリアルに表現されています。

    -2007.5.20



・普通に”駅”ですね~。

    -2007.5.20



・駅を発車しました。2分半の旅の始まりです。

   -2007.5.20





■アメリカンウォーターフロント~ポートディスカバリー

・アメリカンウォーターフロントを出てすぐの路地を行くシーン。遊園地らしくなくて意外といい風景。

    -2007.5.20

・しかし、ここはいつも人が多いですね。

     -2007.5.20



・タワー・オブ・ザ・テーラーをバックに。いい感じですね。

      -2007.5.20



・別のアングルから高架橋を行く列車を。

    -2007.5.20



・後ろの山は別としてどこか外国の鉄道の雰囲気も漂います。

   -2007.5.20



・上の写真の遊歩道側から。

    -2007.5.20



・もうすぐポートディスカバリー駅。東京湾が眺められるポイントです。

    -2007.5.20




■ポートディスカバリー

・駅自体高架橋の上ですが入り口は高台からとあって地上駅のように見えます。ちょっとしたアトラクション乗り場って感じもします。

    -2007.5.20

・タワー・オブ・ザ・テーラーってほんとデカイんですね、ここからでもしっかり映り込みます。

    -2007.5.20


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