![]() 広い構内は雑草も刈られ、牧草の生える緑の絨毯のようになっていて、もうずいぶん列車が走っていないという感じが伝わってきます。線路脇にぽつんと立つ錆び付いた腕木式信号機が、さらにこの風景に「わび」「さび」を出しています。残された施設は現役時代の栄華を懐かしんでいるような、寂しげな風景です。旅愁が漂う、いい感じの風景です。 この士幌鉄道記念公園への足は、帯広駅から士幌方面行きバスに乗り士幌で下車、途中国道から腕木式信号が見えますのでそれを目指して歩いてください。車の場合は帯広市内からだと国道241号線で士幌市街へ入る付近で旧道に入り、なんとなく駅前という雰囲気のところで右折すると駅舎が現れます。ちょっとわかり難いところにありますので見逃さないようにしてください。 また、旧士幌線の遺構としては上士幌町に旧上士幌駅跡地を公園とした「上士幌交通公園」と旧糠平駅跡に作られた「上士幌町鉄道資料館」があります。上士幌交通公園はパターゴルフ場のある、芝の広場がメインで、かつての駅舎やホームは撤去され2両の客車が置かれています。状態は悪くそのうちスクラップされそうです。 上士幌町鉄道資料館は廃線後に新たに建物が作られ、士幌線関連の鉄道資料が収められています。もう当時の糠平駅の雰囲気はないようですが、車掌車が1両置かれているのがかつて鉄道があった証となっています。この資料館は町が管理しており、開館時間は 9:00~16:00 月曜日休館かつ冬季11月1日~3月31日休館、入場料大人300円 となっています。 ※所在地(GoogleMap) |
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■旧士幌駅構内 |
・かつてのホームはそのままの形で残されています。夏場は草の原状態になります。 1 2 3 -2000.10.1
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・腕木式信号と荒れた線路が廃線らしさを醸し出します。
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1 -2000.10.1
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■旧駅舎 |
・駅舎の保存状態は良好。信号切り替え機もそのままの状態で残っています。 1 2 -2000.10.1
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■駅名標 |
・近場の駅のものも集めて展示しています。 1 -2000.10.1
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■歴史案内 |
・これまでの歴史が記された立て看板が立てられています。 1 -2000.10.1 |