解説

楽寿園は静岡県三島市にある、元皇族の別荘を一般に開放した公園で、別荘である楽寿館、小浜池の庭園が見どころです。庭園とはいえ、池は湧水の枯渇で空池状態となっており、ちょっと変な雰囲気を醸し出しています。

この楽寿園の脇にのりもの広場という小さな遊園地が設けられ、かなり昭和な、遊戯類が並びます。メイン遊具は紹介する豆汽車とメリーゴーランド。コースター等はなく、昔デパートの屋上にあったような雰囲気が広場に並んでるという感じでしょうか。

入園料が大人300円。のりものはすべて100円というスペシャルプライス。小さな動物園もあるので、小さなお子様が家族でぶらっと来るには手ごろなところです。場所が三島駅前すぐ南にあるので一等地とあって公園周りにはマンションや住宅街が迫っています


豆汽車

ここの豆汽車はかなり年季が入った代物。ニチゴーが運営管理してるんでしょうか、機関車に日本娯楽(旧社名)がレタリングされています。

集電レールが真ん中にある3本レールで周回軌道のため、三相交流式の古いタイプなんだと思います。ただ途中に踏切があるので大丈夫なのかなと思ってしまいますが、低電流ので問題ないのかもしれません。

軌道はちょっとだけ小高い丘をくるりと回る設計、真ん中に小動物の動物園が作られています(隣接地にも動物園有)。そこへの出入り用に踏切があります。またビニール製のトンネルオブジェもあり、遊戯鉄道らしさを出してます。1回で2周運行してくれます。デパート屋上が広場に降りてきたという感じですね。

全体的にかなりくたびれていますので、いつまで営業を続けるか気になるところです。三島へお立ち寄りの際にはのぞいてみてください。


 GoogleMap

PHOTO GALLERY

■乗り場

・昭和な雰囲気たっぷり。この日は冬の寒い日でお客さんはまばらで係員は待ちぼうけ。

     -2012.2.4

・乗り場はなんか軒先のような雰囲気。手作りビニールハウスみたいな感じです。軌間は400mmくらいでしょうか、客席は少々窮屈そうです。

      -2012.2.4



■周回軌道

・意外と撮影できる場所がないんですね~。踏切あたり。

    -2012.2.4

・鉄橋手前の唯一開けたところ。

     -2012.2.4


・高低差が結構ある公園で、軌道も広場から高いところを走ります。

   -2012.2.4


・山岳鉄道っぽい雰囲気のところも。

   -2012.2.4


・最後尾はなんだか昔のアパートのベランダのよう。うーん、昭和チック。

   -2012.2.4


・ちょっとした鉄橋が作られています。

    -2012.2.4




◆楽寿園風景

・なんとなくだだっ広い邸宅って感じ。入口はコンセプト的にはわからない人形などが並びます。

       -2012.2.4

・郷土資料館の前あたりにSL「C58 322」が静態保存されています。手入れがしっかりしており、立派です。

   -2012.2.4

▲TOP