解説

リリートレインは、札幌市にある百合ヶ丘公園内を走る遊戯鉄道です。1986年に行われた「さっぽろ花と緑の博覧会」の開催に合わせて整備され、園内の観覧用に作られた鉄道です。時計回りの円軌道を走り、乗車場所が1か所なので移動用としては機能していません。観覧ということで線路周りには花壇が設けられ、緑と花の中を進みます。

距離は1.2キロとそこそこ、踏切が多数設置され、軌間も1067mmでJRと同じ軌間とあって、ちょっとした鉄道らしさが漂います。これはJR(国鉄)で使用した中古を集めて作ったためこのような規格になったとか。車両も独特で、ゲンコツ風の箱型ミニディーゼル機関車が5両の客車をけん引。客車は窓付き2両、オープン3両となって、暑いときは窓無を、涼しいときは窓付きに乗車するというユニークな案内をしています。

2003年に初代リリートレインが置き換えられ、現在2代目が走ります。デザインは初代と踏襲し、カラーリングもクリームとグリーンを引き継いでいます。(ただし車両全部を置き換えたのではなくアコモ改造したのかもしれません:情報未取得)

所要時間は10分強、平日・土曜は30分ヘッド、日祝日夏休み期間は20分ヘッドのダイヤで朝10時から15時台まで運行されています。冬季期間は雪に埋もれるので閉園となります。時速は5~6kmととてもゆっくりなので、小走りで追っかけ撮影できてしまいます。


沿線風景

とにかく大きな公園で緑豊か。最初から最後まで列車は緑と花の中を進みます。乗り場となる駅はレストランも兼ねており、昼食時はたいへん混雑します。


撮影ポイント

沿線は開けているので気に入ったお好きなところで。


 百合が原公園所在地(GoogleMap)

PHOTO GALLERY

◆乗り場

・駅と公園食堂を兼ねています。昼時はすごく混雑します。

       -2012.8.14

・ホームの向こう側は芝のじゅうたん。ほんと、気持ちのいい公園です。

      -2012.8.14



・ココの遊戯鉄道は独特の雰囲気があります。この車両デザインのせいでしょうか。

    -2012.8.14




◆ループ線

・駅を出るとすぐに緑の中を進みます。ちょうど視界が広がるこのあたりは編成写真向きのベストポイント。

       -2012.8.14

・ちょっとした高台になってるところなので上と同じところからアングルを変えてこんな感じに。

      -2012.8.14



・サイドから。踏切設備は本格的なものを使ってます。

    -2012.8.14



・ヨーロッパの田園を走るような風景。車両の設計が面白いですね。

      -2012.8.14



・夏場はあちこちに花が植えられており、手入れもしっかりしています。

     -2012.8.14



・列車のスピードがかなり遅いので早歩きで追っかけができてしまいます。おかげでいろんなアングルで写真が撮れます。

   -2012.8.14


・駅に近づくとカーブをうねうね進んでいきます。遊戯鉄道とはいえ結構大柄な列車ですね。

     -2012.8.14



・全線、緑の中を進みます。

    -2012.8.14



・どこぞの森林鉄道みたいな雰囲気さえ漂います。

      -2012.8.14



・編成写真にお勧めのポイント。駅はもうすぐ。

     -2012.8.14



・最後の踏切を渡って駅に到着。運転手さんは子供がいると必ず手を振ってくれます。サービス精神旺盛です。

    -2012.8.14


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