解説

群馬県前橋市の中心地にある「るなぱあく」は正式名を前橋市中央児童遊園と名乗り、前橋市が管理するも運営を民間にゆだねる形式で営業しています。

開業は1954年と古く、今もかなりレトロな乗り物が残っています。大きさは小さくてサッカー場くらい。とはいえ、コースターからゴーカートまであってそこそこのお子様向け遊園地の遊具類が揃います。

ここの目玉は入場料無料に加え、乗り物大人一回50円という破格値なこと。また幼児につく大人は基本無料とあって、とっても財布にやさしい遊園地です。さらに木馬はなんと1回10円とあって、日本一安い遊園地と思われます。そのせいか地方と言っても休日はいつも賑わっており、人気の飛行塔やゴーカートはすぐに行列になります。

遊具類は基本みんな懐かしいものばかり。とっても昭和な風景に昭和生まれは懐かしさがこみ上げてくることでしょう。メンテ整備は結構たいへんだと思うのですが、このあたりは資金に余裕ある公立ならではの強みです。

2014年11月3日でなんと開園60周年を迎えるるなぱあく。いつまでもこの姿を保ってほしいですね。


まめきしゃ(豆汽車)

このるなぱあくには中央のゴーカート場を囲む形で豆汽車が走ります。もちろん1回乗車は50円。距離は約200mで乗車時間3分ほど、1周乗車となります。

使われている車両は泉陽興業製の最近更新された車両セット。軌間は450mm?で、線路からの電源供給で走るタイプです。電力供給に余裕があるのか、客車は5両もつないで走ります。基本休日は満席状態ですから、かなりこき使われ度は高いと思われます。運転手は添乗せず乗降場にあるコントロールブースから操作します。

駅は乗降場1か所だけの乗って楽しむタイプで、分岐のない円周軌道です。時計の反対廻りで進み、屋根つきの乗降場が車庫代わりです。踏み切りはなく、線路をまたぐ部分は跨線橋になってます。

沿線風景は基本遊園地の中を走るので、ほんと乗って楽しむのみ。ちょっと窪地に遊園地があるのでまわりは遊園地風景のみで、遊園地にいるんだなあ的な楽しみ方がいいのでしょうね。

PHOTO GALLERY

◆乗降場

・雨よけの簡易な屋根のみのさっぱり構造。集客力があるので変な地方の駅より乗降客がいますね。

        -2013.9.29



◆周回部

・安全対策でしっかしした金網の中を走ります。

       -2013.9.29

・撮影ポイントの跨線橋から。

     -2013.9.29



・唯一の跨線橋をくぐってトンネルへ。

     -2013.9.29



・トンネルを抜けると後半へ。ぐるっと回って・・・。

       -2013.9.29



・コインライドが並ぶ路地裏を通ります。

      -2013.9.29



・ここをぐるりと回ると駅に到着。あっという間の旅でした。

       -2013.9.29

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