解説

ブダペスト・ケレティ Budapest Keleti pu.(東駅)は、国内東部・南部方面、国際列車が主に発着します。地下鉄(メトロー)M2線とM4線に接続、市内中心部にある立派な駅です。 バロシュ広場(Baross)に面し、正面入口のファサードは教会チックの古風な作りで、国際列車が発着する風格があります。

駅のホームは、低いプラットホームから列車に乗り込むヨーロッパスタイルで、発着する列車の大半は機関車牽引の客車列車です。朝夜には各国からの長距離列車が発着しいろんな人種であふれます。

駅構内は広々としており、ちょっとしたお店もいろいろあります。出発の際にはここで昼食を買っていくと良いでしょう。 現在地下鉄M4の工事が進行中でところどころで工事が行われています。

2008年フェリヘジ空港のターミナル1と接続する新駅が開業。空港と市内が一応つながれた感じになりましたが、この駅の場所が曲者で、ターミナル1は欧州内格安路線発着が中心の小さなターミナルで、有名キャリアや国際線が発着するターミナル2は少し離れたところにあり、この駅は使えません。

さらに空港ホームには屋根も自動券売機すらなく、利用するには外国人にはハードルがまだまだ高いです。ターミナル2への鉄道直結も話はあるものの予算不足から実現には相当時間がかかると思われます。

今回の私の乗車区間はBudapest Keleti pu.(東駅)~ミシュコルツ Miskolc Tiszai pu.。途中の車窓は田園風景が広がるのどかな牧歌的風景。

途中で止まる小さな駅も趣きあってなかなか。支線で使われるレールバスがちょこんと停まり、田舎らしさを強調します。今度はあのレールバスに乗ってもっと奥へ行ってみたいですね。

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Tips

東駅にはスーパーや売店、食べ物屋も多くあり、ターミナルとしての風格があります。あと当てもなくうろついている人が結構います。これらの人すべてがというわけではありませんが、スリや置き引きには十分注意してください。

詳しくは「地球の歩き方」等の旅行ガイドブックを参考にしてください。

PHOTO GALLERY

■Budapest Keleti pu.(ブダペスト・ケレティ(東駅))

・駅の建物は立派なつくりです。

   -1999.8.12  -2009.10.14

・構内はそう大きくありませんが、ヨーロッパらしい雰囲気が出ています。

     -1999.8.12



・10年後の再訪問でも雰囲気は昔のままでゴージャス。

       -2009.10.14



・乗車券売り場は小汚いままでしたが自動券売機があちこちに設置。

    -2009.10.14



・外国からの国際列車も発着。これはどこの国の機関車でしょうか。

     -1999.8.12



・キリル文字の入った編成はウクライナからの列車でしょうか。

      -2009.10.14



・ジュール・ショプロン・エーベンフルト鉄道からの列車も発着します。赤の機関車はオーストリア国鉄からの借用もの。

         -2009.10.14


・いろんな国際列車がうろつきます。

        -2009.10.14



・小汚い客車もすっかり減りました。

    -2009.10.14



・最新型機関車けん引の列車がやってきました。

     -2009.10.14



・新型電車も入ってくれば・・・。

     -2009.10.14



・昔ながらの運転台付き客車編成も・・。

     -2009.10.14



・昔ながらの連中も健在です。

      -2009.10.14



・ごった煮客車も元気に健在。

   -2009.10.14



・職員の身だしなみもまともになりました。

   -2009.10.14



・突っ込み型のホームなので入れ換え機が盛んに動きます。通称バッタの凸型電気機関車V46系のトップナンバー君。

       -2009.10.14



・こちらはV46 002君のお仕事風景。

       -2009.10.14



・先頭に立ついろんな機関車も右往左往で忙しいですねぇ。

        -2009.10.14



・列車の行先はこんな感じで入口に張っていたりします。

   -2009.10.14




■Ferencváros(フェレンツバロシュ)~Kelenföldi pályaudvar(ケレンフェルド鉄道駅)

・ドナウ川を渡る鉄橋で東駅から西部方面へ行く国際列車やブダペストをスルーする貨物列車が通ります。

    -2009.10.14



■Ferencváros(フェレンツバロシュ)~Soroksári út

・ブダペストから南部方面へ結ぶ路線。ちょうどヘーヴの駅を跨ぎます。

   -2009.10.15



■Köbanya-Kispest(キーバーニャ・キシュペシュト)

・地下鉄M3終点の駅で国鉄と乗り換え出来ます。空港バスも連絡。

    -1999.8.13



■Kál-Kápolna

・支線に入るローカル線はこんなレールバスが担当します。ハンガリーは日本とカラーリングが似ていてディーゼル系は赤、電気系は青となっています。この路線は一旦廃止となりましたが復活したかどうかは不明です。

    -1999.8.12


■Nyékládháza

・ハンガリー国鉄の職員はピチピチのシャツを着ている人が多く、薄汚い感じがします。

     -1999.8.12


■Miskolc Tiszai pu.(ミシュコルツ・ティサイ鉄道駅)

・低床ホームでコンクリート打ちっ放しの駅ホーム。駅の外へは地下道を使います。日本の地方のちょっと大きめの駅みたいな感じです。

     -1999.8.12

・東部の非電化区間を走る列車はDLが牽引します。

    -1999.8.12



・駅舎は立派なつくり。町外れに位置しますが、駅前からは市電がミシュコルツ中心部をつなぎます。

   -1999.8.12


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