解説

セントラル・ウェスタン鉄道(CWR)はアルバータ州中部の地方都市をつなぐローカル貨物鉄道で、2006年1月にこれまで属してきたレイル・アメリカ・グループからCNに売却されてしまい、営業路線も縮小されました。もともと路線はエドモントン南西にあるカムロス(Camrose)からステットラー(Stettler)を経て恐竜遺跡で有名なドラムヘラー近くのディノサウワー(Dinosaur)をつなぐ南北の線と、ステットラーから東に州境のコンパー(Compeer)を結ぶ路線で形成されていました。

現在はステットラーから東へハルキルク(Halkirk)までの路線とディノサウワーから北へモリーン(Morrin)までの区間のみとなっています。ステットラーから南へ、オールドタウンで有名なビッグ・バレー(Big Valley)までは保存鉄道のアルバータ・プレーリー鉄道が利用しています。

路線は単線で本数も1日1本といった感じで輸送量はあまり多くありません。日本の地方私鉄の貨物専業と考えてよいでしょう。 沿線風景は牧草地・丘陵地をくねくねと線路がひかれ、感じいいところが多いです。ただ、列車がなかなか走らないのが玉に瑕で、運良く貨物とめぐり合えて追っかけができればいい写真がたくさん撮れることでしょう。


 ◆[CN路線図/pdf](CWR路線図入り:2006.1) (c)Canadian National Railway



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■Sttetler ステットラー

・独自カラーの機関車もいずれはCNカラーに統一されることでしょう。

     -2003.8.14


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