解説

森林鉄道らしい遊戯鉄道 バンクーバ島ダンカンにあるブリティッシュ・コロンビア森林博物館には園内に森林鉄道を再現したミニSLが走ります。公園鉄道といってもナローの本格的な線路を持っており、蒸気機関車が先頭に客車をひくスタイルで園内を8字に回ります。駅が入り口にある「オルダーリア(Alderlea)」鉄橋手前の「ドリンクウォーター(Drinkwater)」ローワー・グランドの「ノース・コーウィシャン(North Cowichan)」の3つがあります。

また8字部分の交差部分には平面交差があります。半分を牧草地、半分を森の中を走るようにコース設定され、隣接する湖に少しだけ飛び出る木製鉄橋があります。運転は基本は夏場で最大日中30分間隔で運転されます。 

園内にはかつて使われていた軽便鉄道の車輌なども静態保存されており、自然公園というよりは鉄道公園のような感じです。よくある遊戯鉄道のちゃらけた感じはまったくなく、路盤も土に埋もれてつくられているので森林鉄道の雰囲気がしっかりと出ています。

バンクーバ島にはこのほかにもポート・アルバートに標準軌の保存鉄道があり休日にはSLが運転されます。ほんとうはここも取材する予定でしたが時差ぼけで運転がつらく断念してしまいました。


 ◆BC Forest Discovery Centre  :Train Map (C)BC Forest Discovery Centre

PHOTO GALLERY

■Entrance 入り口目印

・国道沿いの入り口に目印となるSLを置いています。

   -2003.8.10


■Alderlea

・入り口の駅は本格的なつくり。腕木式信号まであって軽便鉄道の雰囲気がぷんぷん。

      -2003.8.10


・森林博物館なのに鉄道の雰囲気がとってもよい。

    -2003.8.10





■Alderlea ~ Drinkwater

・勾配を上ってくるシーンもなかなかのもの。

     -2003.8.10


・ミニ汽車なのになぜか本格的な軽便鉄道に見えてしまいます。

    -2003.8.10



・途中にある静態保存の車両たち。うーん、なかなかいい感じですね。

    -2003.8.10





■North Cowichan ~ Alderlea

・森林の中を行くまさに森林鉄道の姿はこのあたり。

     -2003.8.10


・平面クロスのポイント。独特のレール音が森に響きます。

   -2003.8.10





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