首都圏は更新ラッシュ(2):都営5300形

2017年から始まった都営浅草線の車両更新事業、27編成の5300形をすべて置き換えるというもの。そしてとうとうこの秋、残る編成は5320Fの1編成のみとなってしまいました。↓

(写真:八広~京成船曳、2020.8)

5300形の登場は1990年、このトップナンバーの生まれはバブル真っ盛りのときですね。↓

(写真:八広、2016.5)

5000形と5200形の置き換えで登場とあり、年数をかけて導入されたからか7次車まで存在。こちらは2次車の5306F。↓

(写真:八広、2018.8)

3次車の5307F。↓

(写真:八広、2016.5)

4次車の5312F。↓

(写真:八広、2020.8)

ここまで差が見た目まったくわかりませんが、5次車からはスカートが大きくなります。並ぶとよくわかりますね!左4次車の5312F、右が5次車の5315F。↓

(写真:八広、2020.8)

続いて6次車の5323F。外観は5次車とおんなじです。↓

(写真:八広、2016.5)

最後の導入となった7次車はこの5327Fのみ。外観は5次車とおんなじですが、モーター類は高速運転対応用となって他の5300形と足回りが違う編成。ただそういう使われ方はされたことがなかったようです。登場が1997年と30年経ってないんですがすでに引退しています。JR西だったらまだまだバリバリ現役だったんでしょうな、もったいない。↓

(写真:京成高砂、2016.6)

この5300形、今の時代にも通用するしゃれたデザイン。当時はこのカラーリングも斬新でしたね、正面フェイスも悪くない。そんなに古くないし他社への中古販売もできそうも、広軌とメンテフォローがネックになるのか、先頭車モーターが自由度を奪いからか、噂すらありませんでした。↓

(写真:八広~京成船曳、2017.7)

27編成すべての一括更新も、インバウンド対応やバリアフリー対応などなど、車両に求められる環境も変わって、かつ、豊富な予算を持つ東京都とあって、一気に更新が進んだんでしょうね。一般企業ならなかなかありえない決断。↓

(写真:京成高砂、2016.5)

こちらは京急×都営×京成×北総 相互直通25周年ステッカー車。何気なく撮っていた写真も更新時には貴重な1枚に変身ですね。↓

(写真:八広、2016.5)

京急線内は過密ダイヤで加速が重要とあって羽田空港直通の特急や急行だけにつっこまれてました。京急に入ったらVVVFの唸りが気持ち激しくなって都営や京成を走る走り方と変わるのがよくわかりました。↓

(写真:大森町~梅屋敷、2016.6)

現在ほとんどの都営車両はこちらの5500形になってしまいました。すでに5500の最終編成の納品も終わっており、5320Fに出会えればかなりの幸運です。↓

(写真:八広、2020.8)